物忘れ外来

当院の物忘れ外来では、記憶力の低下や物忘れに悩む患者様に対して、専門的な診療とサポートを提供しています。加齢による自然な物忘れから、アルツハイマー病や他の認知症まで、様々な原因による物忘れに対応します。適切な診断と治療が必要ですので、気になる症状がある場合は、ぜひ当院にご相談ください。

物忘れの種類と原因

1. 年齢に伴う正常な物忘れ
加齢とともに記憶力が低下するのは自然な現象です。日常生活に支障をきたさない程度の軽度の物忘れであれば、特に心配する必要はありません。しかし、物忘れの頻度や程度が気になる場合は、早めの相談が重要です。

2. 軽度認知障害
軽度認知障害は、年齢に伴う正常な物忘れと認知症の中間に位置する状態です。軽度認知障害の患者様は、日常生活には大きな支障はないものの、記憶力や認知機能に一部の低下が見られます。軽度認知障害は認知症への進行リスクが高いため、早期の診断と対応が重要です。

3. アルツハイマー病
アルツハイマー病は、最も一般的な認知症の一つであり、記憶力の低下や認知機能の障害が徐々に進行します。初期症状としては、日常的な物忘れ、時間や場所の混乱、判断力の低下などが見られます。早期発見と治療が進行を遅らせるために重要です。

4. 血管性認知症
血管性認知症は、脳の血流障害によって引き起こされる認知症です。脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因となります。症状は突然現れることが多く、記憶力だけでなく、運動機能や言語能力にも影響を与えることがあります。

5. 他の原因による物忘れ
物忘れは、その他の健康状態や生活習慣、薬物の影響などによっても引き起こされることがあります。ストレス、睡眠不足、栄養不足、甲状腺機能低下症、うつ病などが原因となることがあります。

当院の物忘れ外来では、患者様の物忘れの原因を正確に診断するために、詳細な問診と身体検査を行います。必要に応じて以下のような検査を実施します。

1. 詳細な問診
患者様およびご家族から、症状の経過や生活状況、既往歴、薬の使用状況などについて詳しくお伺いします。これにより、物忘れの原因や背景を特定するための重要な情報を収集します。

2. 認知機能検査
認知機能検査は、記憶力や注意力、言語能力、視空間認知などの認知機能を評価するためのテストです。簡易認知機能検査やモンゴメリー・アスバーグ抑うつ評価尺度などを使用して、認知機能の状態を評価します。

3. 画像診断
脳の構造や血流を評価するために、MRIやCTスキャンなどの画像診断を行います。これにより、脳の萎縮や脳血管障害の有無を確認します。

4. 血液検査
全身の健康状態を確認し、栄養状態や甲状腺機能、ビタミン不足、感染症の有無などをチェックします。これにより、物忘れの原因となる可能性のある他の疾患を特定します。

物忘れの治療は、物忘れの原因や種類に応じて異なります。森林クリニックでは、以下の治療法を提供しています。

1. 薬物療法

2. 生活習慣の改善

3. サポートと教育
患者様およびご家族に対して、物忘れや認知症についての教育とサポートを提供します。日常生活の中での対策やケア方法についてのアドバイスを行います。

物忘れや認知症の予防には、健康的な生活習慣が重要です。以下のポイントを心掛けることで、認知機能の維持や改善が期待できます。

物忘れは生活の質を大きく損なう可能性があるため、早めの対処が重要です。当院の物忘れ外来では、経験豊富な医師が患者様一人ひとりに合わせた治療を提供します。お困りの際は、お気軽にご相談ください。ご予約はお電話から承っております。